文系のための競馬予想入門

馬を走らせて速さを競わせる競馬。走る前から勝負が分かってしまうようなレースはつまらない。能力が拮抗した馬同士が勝負を競うから競馬はおもしろい。

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レース体系を解説!競馬のトライアルレースとステップレースとは?

   

競馬において、最高位のレースのことをG1と呼び、当然ながら賞金も高く、勝てば名誉を手にすることになります。

こうしたレースで勝つために、肩慣らしとして走るレースのことをステップレースといい、その中でもG1レースの優先出走権がかかったレースのことをトライアルレースといいます。特に3歳クラシックレースの優先出走権をかけたレースを総称して言われています。

G1に向けてのトライアルレース

たとえば牡馬クラシックの最初のレース、皐月賞において前哨戦となるものは弥生賞、スプリングステークス、若葉ステークスとなります。弥生賞とスプリングステークスは3着まで、若葉ステークスは2着までに入った馬が皐月賞の優先出走権が与えられます。これがないと、賞金順で上からどんどん決まるため、下手すると出走できないということもあるのです。

桜花賞の場合にはチューリップ賞やフィリーズレビュー、アネモネステークスがトライアルレースとなります。日本ダービーでは皐月賞の4着以内、青葉賞の2着以内、プリンシパルステークスの勝ち馬に優先出走権が与えられ、オークスでは桜花賞の4着以内、フローラステークスの3着以内、スイートピーステークスの2着以内に権利が与えられています。

秋に関しても秋華賞ならばローズステークスなどもトライアルレースという扱いになっています。

本番のコースと似通う条件のステップレース

一方、古馬のステップレースでもこうした優先出走権が用意されたレースがあります。いずれも勝ち馬だけに与えられ、賞金の大小に関係なく本番のレースに出走することができます。

対象となるステップレースは本番のコースと似通う条件、もしくは前哨戦として有力な馬が集まるレースなどその時の状況に合わせて決まっています。そのため、3200mで争われる天皇賞春のステップレースに2000mで争われる大阪杯が入っているのも、有力馬が大挙してこのレースを使うためと言われています。

こうした前哨戦で勝った馬が本番でも勝つケースがよく見られる一方、本番とまったくリンクせず、ステップレースとして機能していないレースも中には含まれています。そのため、過去の実績を見たうえでどのステップレースを使ったのか、そしてどのようなレースだったのかを確認する必要があります。

G1を予想する上で重要なトライアルレースとステップレース

トライアルレースの面白いところは、集まった馬たちとそのレース内容によって評価が乱高下するところであり、予想するうえで物差しが多く、判断しやすい点です。トライアルレースもステップレースも本番のレースを予想するうえではとても大事です。